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リスク回避策案の第一弾では、
“大幅下落しそうになったら即刻全銘柄決済”
を取り上げました。

この対策は、現状のストラテジーを変えずにすぐに対応可能で、かつそこそこ効果もありそうですが、
  • 取引できない状況に陥った場合は、決済できず大損してしまう
  • 裁量による判断に誤りがあった場合は、損失を出してしまう
などの短所があり、リスク回避策自体にリスクを内包しているため、現状の自分にとっての暫定的な対策と言えそうです。

そこで、今回はリスクを内包する裁量は極力無くし、システムのルールに素直に従っていれば自然にリスクを回避できるような方法について考えてみたいと思います。

大暴落時に本当に恐ろしいのは、株価が下落することではなく、投資家が全員パニックを起こしてボラティリティが一時的に異常に上昇し、知らないうちに想定以上のリスクを背負ってしまうことです。

ただ今回の震災のように、ボラティリティ上昇は、いつ、どのくらいの規模で発生するかは誰にも予想できません。したがい、ボラティリティ上昇の規模を“想定”してその中での低リスクなストラテジーを組む、という姿勢では、またいつか想定以上の相場が来てしまった場合に破綻してしまう可能性があります。

そこで、ボラティリティ上昇の規模を“想定”するのではなく、どんな規模のボラティリティ上昇が来た場合でも柔軟に対応可能なストラテジーを組む、という考え方でリスク回避を目指したいと思います。

というわけで、長々と前置きが続きましたが、私が考えたリスク回避策案の第二弾は、
“買い、空売りを織り交ぜ、かつ、保有期間を極力短くすることで、相場の方向性とボラティリティの急激な変化に柔軟に対応できるようなストラテジーを組む”
です。

ここで、“買い、空売りを織り交ぜ”というのは端に勝率の高い買いと空売りのストラテジーを併用するのではなく、なるべく同じタイミングで買いと空売りのシグナルが同程度発生するストラテジーを併用することを指します。

また、保有期間を極力短く、というのは、取引が安定している限りでの極力短い期間と考えています。例えば、寄り引け決済よりも1時間ごとに決済とした方が期間は短いですが、寄り引け決済の方はマネックス証券などを利用すれば寄り引け決済設定を前日のうちに確認でき、わりと安定した取引が可能と思われますが、1時間ごと決済は、自作したプログラムを場中は起動し続けていることを前提としており、自分のPCが途中で故障した場合はまったく取引されなくなることを考えると、現状は不安定な取引と思われます。基本は、証券会社側での自動取引機能に従って最短の保有期間を考えます。

この方針をもとに、具体的なストラテジーについてこれから少しずつ考えてきたいと思います。
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コメント
こんばんは
地震の影響はいろいろとすごかったですね。
私は東京ですので、被害らしいものはなかったです。
tatanottiさんは宇都宮でしたか。震源にも近いですし、いろいろと大変だったと思いますが、無事でなによりです。

相場の方ですが、3月14日にポジションを持ち越しているかどうかでかなり結果に差が出たのではないかなという印象です。それ以外は通常の暴落と言える範囲だったのではと思います。
ただ、地震で心身的にもかなり負担がかかっていましたし、私自身もストラテジー通りの運用というわけにはいきませんでした。

表題の「買いと売りを織り交ぜる」ということですが、この条件をクリアして十分なパフォーマンスを得るのは難しそうですね。前に、逆張り突入時に、買いと同じ金額分だけ日経平均のETFを空売りするという戦略を構築したことがありましたが、ボラティリティが違いすぎるので結局は逆張りの突入量を抑えるという結論に至りました。

システムトレーダーにとってリスク回避といえば最大ドローダウンをどこまで抑えるかということだと思いますが、取引回数とかパフォーマンスとか、どこかを犠牲にしないといけませんから結局は自分の性格にあったストラテジーを構築するのが一番な気がします。
ちなみに私は取引回数を犠牲にしたストラテジー構成となっていますので、資産曲線なんかはもうデコボコですよ・・・(^^;)
2011/04/03(Sun) 20:47 | URL | popsicle | 【編集
Re: こんばんは
popsicleさん、お久しぶりです。
popsicleさんもご無事で何よりです(^^)

宇都宮でもようやく落ち着きを取り戻しつつありますが、中には復旧の目処が立たない建物なども散見され、地震のつめ跡がいまだに色濃く残っている印象です。

いつも貴重なアドバイスありがとうございます。

今回の振り返りでの対策は、超短期でのストラテジーを組む予定ですので、うまくいけばパフォーマンスを高くし、かつ急落時にも強いストラテジーになる可能性を秘めているのではないかと思います。ただし懸念としては、超短期ストラテジーは果たして未来永劫有効な普遍的な法則があるのだろうか、という点です。対象期間が長ければその間にいろいろな人が介入するため、統計的な信頼性は高くなると思われますが、超短期だとある投機筋に振り回される可能性がありそうです。何らかの対策は必要になりそうですが、投機筋だけでは値動きしにくい売買代金の高い銘柄に絞るなどして対応しようと考えています。
2011/04/05(Tue) 21:54 | URL | tatanotti | 【編集
はじめまして。EMSYSと申します。

私もシストレを実践しておりまして、今回の暴落では実現ドローダウン過去最高(約-7%)をたたきだしてしまいました。

時価ドローダウンは-12%程度でしたので2008年10月に比較して精神的にはそれほどたいしたことはなかったです。

押し目買いのストの2銘柄が逃げ遅れてそれが約-7%くらいの実現損失となりました。

但し、その後、暴落時のスト(TOPIX100を対象)が発動、及びそのリバウンド後に逆張りの空売り(暴落時のリバウンド銘柄を対象。)ストが発動して約5%くらい取り返しましたので3月は結局約-2%程度の損失となりました。

こういう突発的な大事件のときは押し目買いのストは弱いと今回痛感しました。

2008年10月のときはここまで急激に下げなかったんで押し目買いのストも若干の損失で逃げられて、暴落時のスト、空売りのストで最終的には利益になりましたが、(但し10月半ばに-18%の時価ドローダウン有り。)この3月はそうはいかなかったです。

私の決済方法はあるオシレーターの順張りシグナルで決済しています。

今回の損失の一番の原因はこの決済の順張りシグナルが暴落に巻き込まれなかなか点灯しなかったことにあります。

おっしゃられるようにこういう突発的な大きな出来事が起こったときは裁量で全て決済したほうがいいような気がします。

たしかに私のシステムでも3/14の朝一で強制決済した場合は今月は+3%の利益にシュミレーション上はなりましたがこれは後付けでの話です。

その災害、事故の規模がどの程度までなら裁量で切るかということの見極めが難しいです。

もしくは巻き込まれることを覚悟で今回と同じようにシステムどおりに売買するか私も悩んでいます。

悩んだ結果、全資産に対して1つの銘柄に対するポジションサイズが5%なので今回のような状況でも大きなダメージは無いと判断し現状では今回と同じようにシステムどおりに売買するつもりです。

それから空売り、買いを織り交ぜるのは大正解でシステム全体のの資産曲線が非常に滑らかになります。正直今年の儲けの半分は逆張り系の空売りです。空売りストのマイナスの年は2005年のみですがこの年は押し目系のストが大ヒットしたので問題なかったです。銘柄は株価変動があまり大きくなく、売買高の大きい(10億以上)銘柄に絞っています。大変単純なストでここ5年間は運用しています。空売りストがあるとないとでは大違いです。がんばって開発してください。

2011/04/13(Wed) 19:49 | URL | EMSYS | 【編集
Re: タイトルなし
EMSYSさん、はじめまして。
コメントありがとうございます(^^)

非常に参考になる内容で、私がまさに実現したいと考えているところにすでに到達されているようでとてもうらやましい限りです。今検討中の新しいリスク回避型のストラテジー(空売りと買いの組み合わせ)ですが、こちらも非常に単純なロジックになっています。やはり、人の心理をついたシンプルなストラテジーが最も堅固な気がします。
2011/04/13(Wed) 22:13 | URL | tatanotti | 【編集
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